膵臓(すいぞう)

膵臓(すいぞう)がんの症状

がんがまだ小さく、発生した部位にとどまっている初期の段階では、これといった特有の症状がみられません。しかし、がんが大きくなり、膵臓の被膜を破って外に出たり、周囲に広がったりすると、様々な症状がみられるようになります。

日本膵臓学会の統計によると、膵臓がんと診断された患者さんの初発症状は、「腹痛」、「黄疸」、「腰背部痛」、「体重減少」、「糖尿病の悪化」などが主なものでした。

なかでも頻度の高い腹痛は、がんによって膵管が狭くなり、膵液がうっ滞して、内圧が上昇することで起こります。さらに、がんが広がり、背骨の周囲の神経を刺激するようになると、腰背部が痛むようになります。

また、がんが浸潤して胆汁の通り道である胆管を圧迫すると、胆汁がせき止められて十二指腸に送られなくなります。その結果、行き場を失った胆汁が逆流し、胆汁が体内に増え、黄疸を引き起こします。

症状として、もう1つ注意が必要なのが糖尿病の発症、悪化です。がんで膵臓の機能が低下すると、インスリンを作ることができなくなり、糖尿病を発症したり、糖尿病のある患者さんでは急に悪化したりします。実際、こうした症状をきっかけに、膵臓がんが見つかることもあります。

主な参考資料

  • 日本膵臓学会:膵臓がん診療ガイドライン2013、金原出版
  • 日本膵臓学会・膵臓がん診療ガイドライン改訂委員会編「膵臓がん診療ガイドラインの解説」2015、金原出版
  • 日本膵臓学会膵臓がん登録委員会:膵臓がん登録報告2007.膵臓:2007
  • 国立がん研究センターがん情報サービス:それぞれのがんの解説「膵臓がん」
  • 日本膵臓学会編:膵臓がん取扱い規約 2013、金原出版
  • 愛知県がんセンター中央病院Hp.「がんの知識-いろいろながん―すい臓がん」

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