膵臓(すいぞう)

膵臓(すいぞう)がんの原因と危険因子

膵臓がんの原因は、まだはっきりわかっていません。しかし、多くのデータ分析から、次のようなものが、膵臓がんの発症に関係する「危険因子」であると考えられています。

  • 喫煙
  • 多量飲酒
  • 病気(肥満、糖尿病、慢性すい炎など)
  • 家族(血縁)にすい臓がんになった人がいる

上記の危険因子のうち、喫煙は、ほとんどの研究で膵臓がんと関連していることが示されています。ある調査では、喫煙したことのある日本人が膵臓がんにかかる危険性は、一度も喫煙したことのない人に比べて1.68倍高いという結果が出ています※1。喫煙以外の因子は、研究によって結果が異なり、危険因子であるか否かはまだ結論が出ていない状況です。しかし、たとえば肥満については、日本人を対象とした大規模な疫学研究から、肥満の人(BMIが30以上)は、肥満のない人に比べ、男性の場合、膵臓がんの危険率が3.5倍増加すると報告されています※2。また、糖尿病と膵臓がんに関する調査では、糖尿病歴のある人は、そうでない人と比較して、膵臓がんになる危険率が約2倍高いことが明らかにされています。※3
 もちろん、これらのファクターが必ずしも膵臓がんの発症に結びつくわけではありません。しかし、リスクとなる可能性はありますから、日々の生活の中で、肥満の是正、適量の飲酒、禁煙などに努めることが大事です。

※1:Jpn J Clin Oncol.2011 Nov;41(11):1292-302

※2:科学的根拠に基づく膵臓がん診療ガイドライン2013より
文献は、Lin Y, Kikuchi S, Tamakoshi A, Yagyu K, Obata Y, Inaba Y, Kurosawa M, Kawamura T, Motohashi Y, Ishibashi T and for the JACC Study Group. Obesity, physical activity and the risk of pancreatic cancer in a large Japanese cohort. Int J Cancer 2007;120:2665─2671.

※3:Eur J Cancer. 2011 Sep; 47(13):1928-37

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