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卵巣がんとは

卵巣がんとは

卵巣は子宮の両側にひとつずつある、親指ほどの大きさの臓器です。胎児のもととなる卵子を育てたり、女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)を分泌したりする役割を果たしています。この卵巣に発生するがんが「卵巣がん」です(図1)。

がん統計(国立がん研究センターがん対策情報センター)によると、わが国で1年間に卵巣がんと新たに診断される女性は約9,300人(2011年)。一方、卵巣がんで亡くなる人は約4,700人(2013年)と推測されています(図2、3)。年齢別にみると、40歳代から増加し、50歳~60歳代で発症がピークとなります。また死亡率は、50歳以降に増え、高齢になるほど高くなります。

図1 子宮の構造と卵巣

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図2 卵巣がんの罹患者数(1年間に卵巣がんと診断される人)

(がん統計:国立がん研究センターがん対策情報センター)
図3 卵巣がんによる死亡者数

(がん統計:国立がん研究センターがん対策情報センター)

卵巣がんの大きな特徴は、早期発見が難しいことです。これは、症状が出るまでに時間がかかり、症状に気づいたときはすでにがんが進行しているケースが多いためです。がんが腹腔内に広がるなど進行した状態になると、完治が難しくなります。

リスク因子~卵巣がんになりやすい人

これまでの研究から、卵巣がんのリスクが高いと考えられているのは、次のような方です。

  • 家族や親戚に卵巣がんになった人がいる(家族歴がある)
  • 動物性脂肪をよく取る
  • 妊娠・出産経験が少ない
  • 子宮内膜症がある
  • ホルモン補充療法を長期に行っている
  • 肥満、糖尿病がある

卵巣がんの一部には、排卵によって卵巣の表面に傷がつき、その修復過程で発症するものがあるといわれています。この場合は、排卵回数が多い人ほどリスクが高くなると考えられます。排卵回数が多いのは、初潮が早かったり、閉経が遅い人、妊娠・出産の経験がなかったり少ない人です。近年、卵巣がんは増加傾向にありますが、その一因として、晩婚化や妊娠回数の減少なども関係するとみられています。

主な参考資料

  • 日本産科婦人科学会編:卵巣腫瘍取扱い規約第2部、1997年(改訂2版)、金原出版
  • 国立がん研究センターがん情報サービス:「卵巣がん~受診から診断、治療、経過観察の流れ(冊子)
  • 公益社団法人日本産科婦人科学会Hp 「病気を知ろう――卵巣腫瘍」
    http://www.jsog.or.jp/public/knowledge/ransoushuyou.html
  • 国立がん研究センターがん情報対策センター
    http://ganjoho.jp/public/index.html

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