女性

子宮頸がんの治療

治療方針の立て方

子宮頸がんの主な治療法には手術療法、放射線療法、化学療法などがあり、がんの病期、年齢、合併症の有無、そして患者さんの希望などを考慮して選択されます(図1)。

図1.子宮頸がんの臨床病期と治療

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日本婦人科腫瘍学会編「子宮頸癌治療ガイドライン 2011年版」(金原出版)より作成

手術療法

手術療法は、子宮頸がんに対するもっとも一般的な治療法です。がんの程度、広がりに応じて「子宮頸部円錐切除術」、「単純子宮全摘出術」、「広汎子宮全摘出術」などが選択されます。

子宮頸部円錐切除術

がんのある子宮頸部組織を円錐状に切り取る手術法です。手術時間は30分以内で、通常1~3日入院しますが、日帰りも可能です。子宮を温存できるところから、初期の子宮頸がん(0期)の患者さんでは、この治療法を選ぶ方が増えています。

単純子宮全摘出術

子宮をすべて取り除く手術法です。0期~Ⅰa1期の患者さんが対象となります。

広汎子宮全摘出術

子宮、卵管、卵巣、膣の一部、子宮周囲の組織などを広範囲に摘出する手術法です。骨盤内にあるリンパ節も取り除きます。子宮頸がんⅠb期、Ⅱ期などの患者が対象となります。

放射線療法

子宮頸がんは放射線療法の効果が高く、欧米では早期がんにも用いられています。ただし、放射線を当てると卵巣の機能が失われます。わが国では、主に進行がんの患者さんが対象となっていますが、最近は早期がんに対し、完治を目指した治療法としても実施されるようになっています。また、高齢者や合併症があって手術が難しいケースでは、早期がんでも放射線療法が選択されます。

化学療法

子宮頸がんに用いられる抗がん剤には、白金製剤(シスプラチンなど)、タキサン系(パクリタキセル)、抗生物質(ブレオマイシン)、トポイソメラーゼ阻害薬(イリノテカン)などがあり、これらを組みあわせた「併用療法」が行われます。

抗がん剤の使い方には、
①手術前に投与する、
②手術後に投与する、
③再発したときに使う、
④放射線療法と同時併用する、などの方法があります。

主な参考資料

  • 日本産婦人科学会・日本病理学会・日本医学放射線学会編「子宮頸癌取扱い規約(第3版)、金原出版
  • 日本婦人科腫瘍学会編「子宮頸がんガイドライン2011年版」、金原出版
  • 清水敬夫:名医の図解/よくわかる「子宮がん・卵巣がん」、主婦と生活社、2011年
  • 宮城悦子:よくわかる最新医学「子宮がん」、主婦の友社、平成24年1月20日、第4刷
  • 日本産婦人科学会・日本病理学会・日本医学放射線学会編「子宮体癌取扱い規約(第3版)、2012、金原出版
  • 日本婦人科腫瘍学会編「子宮体がん治療ガイドライン2012年版」金原出版
  • 国立がん研究センターがん情報対策センター
    http://ganjoho.jp/public/index.html
  • 公益財団法人・日本対がん協会Hp 「がん・検診について――子宮がんの基礎知識」
    http://www.jcancer.jp/about_cancer_and_checkup
  • 公益社団法人日本産科婦人科学会Hp 「病気を知ろう――子宮頸がん」
    http://www.jsog.or.jp/public/knowledge/keigan.html
  • 特定非営利活動法人・日本成人病予防協会Hp
    http://www.japa.org/seikatsusyuukannbyou/gan/gan_shikyuu_t01.html

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