消化管

胃がんの症状

胃がんの特徴

胃がんの特徴は以下になります。

  • ほとんどが腺がん
  • 胃の下側3分の2の部位の発生が約8割
  • 40歳台後半から多くなる
  • 男性は女性の約2倍リスクが高い
  • 特に重要な危険因子はピロリ菌感染
  • 早期の場合はほとんど症状が見られない
  • 粘膜下層までにとどまる早期胃がんは治療により9割以上が治癒

胃がんとは

胃は、食道と小腸(小腸のなかでも最も口側にある十二指腸)の間にある袋状の臓器です。食道から送られてきた食物を胃液と混ぜ合わせて消化し、十二指腸に送る役割を果たしています。胃の壁は内側から、粘膜、粘膜下層、固有筋層、漿膜という4つの層でできています。

胃がんは食道がんや大腸がんと同じく、ほとんどが粘膜から発生します。しかし、食道がんとは異なり、ほとんどが腺(せん)がんと呼ばれるタイプです。胃の下側およそ3分の2の部位(胃体中部、胃体下部)に発生することが多く、約8割を占めます。粘膜に発生したがんは徐々に粘膜下層に広がっていきます。この粘膜下層までのがんを「早期胃がん」、粘膜下層を越えて広がったがんを「進行胃がん」と呼びます。さらに進むと、漿膜を突き破って周辺臓器に浸潤します。進行胃がんでは遠隔転移の可能性もあります。早期胃がんの段階に見つかり、治療を行えば、9割以上が治るといわれています。

胃がんは40歳台後半から多くなります。また、男性が胃がんになるリスクは女性の約2倍高いことがわかっています。

危険因子

胃がんの危険因子には、加齢、塩分の摂り過ぎ、喫煙などがありますが、それにも増して重要なのがヘリコバクター・ピロリという菌(以下、ピロリ菌)の感染です。ピロリ菌は胃の粘膜にすみつき、粘膜を傷付け、胃がんのリスクを高めます。ピロリ菌の感染率は高齢であるほど高いことや、胃がんの患者さんでは約90%に及ぶことがわかっています。胃がんの発症・再発リスクを減らすには、抗生物質を用いた除菌が最も効果的な手段とされています。

症状

胃がんであっても、早期の場合はほとんど症状が見られません。症状があっても、胃のもたれ感などが中心で、胃がんに特徴的な症状というものはありません。進行すると、胃が重苦しい、膨満感、食欲低下、胸焼けなどの症状が現れます。

診断

胃がんの診断は、血液検査、内視鏡検査、超音波内視鏡検査;EUS(食道がんの項目を参照)、X線検査、腹部CT、腹部超音波検査などにより行います。特に内視鏡検査は重要です。最近は内視鏡の管が細くなって、楽になりました。病院によっては鼻から入れる方法も可能です。

これらの検査で判明した胃がんの深さ(深達度)、リンパ節転移の個数、遠隔転移の有無によるTNM分類に基づいて、病期を評価します。IV期が最も進行した状態です。


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