がんの基礎知識

発がんの要因

がんの発生(発がん)に関わる要因については多くの研究が行われています。喫煙、飲酒は様々ながんと関連することが知られていますが、その他にもがんの部位ごとに特徴的な要因の関与が指摘されています。

表1 がん種別の発がん要因
がん種 報告されている主ながん要因
口腔がん 喫煙、飲酒、熱い飲み物、ヒトパピローマウイルス感染
食道がん 喫煙、飲酒、肥満
胃がん ヘリコバクター・ピロリ菌持続感染、食塩
大腸がん 脂肪・肉類の摂取、飲酒、喫煙
肝臓がん 肝炎ウイルス持続感染、喫煙、飲酒
膵臓(すいぞう)がん 喫煙、飲酒
乳がん 初経年齢が早い、閉経年齢が遅い、妊娠・出産がない、高齢出産、飲酒
子宮がん ヒトパピローマウイルス感染(子宮頸がん)
前立腺がん 高齢、前立腺がんの家族暦
膀胱がん 喫煙、職業性発がん物質への暴露

(国立がん研究センターがん情報サービス「がん種別リスク要因と予防法」をもとに作表)

これまでの研究から、がんの原因の多くはたばこや飲酒、食事などの日常の生活習慣にかかわるものだとわかっています。生活習慣や環境は個々によって異なりますが、生活習慣の改善によって多くのがんが予防できることが明らかになりつつあります。社会全体の対策として、偏(かたよ)りのない科学的根拠に基づくがん予防法の見極めが、今後の重要な課題です。

主な参考資料

  • 公益財団法人がん研究振興財団「がんの統計’14」
  • 小林正伸著「やさしい腫瘍学」南江堂、2014年
  • 国立がん研究センターがん対策情報センターがん情報サービス
  • 元雄良治著「腫瘍学」じほう、2015年
  • 先進医療フォーラム編「がん先進医療NAVIGATOR がん治療研究の最前線」日本医学出版、2015年
  • ライフライン21「がんの先進医療」Vol. 17, Apr. 2015

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