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平滑筋肉腫の症状と治療

不随意筋に発生する肉腫です

筋肉は、自分の意思で動かせる随意筋と、自分の意思では動かすことができない不随意筋に大きく分かれます。平滑筋は不随意筋で、食道や胃、腸、血管の周囲などの筋肉層のことです。この筋肉層に発生する腫瘍が平滑筋肉腫です。多くは、後腹膜、腸間膜(小腸の一部などを支えている膜)に発生します。発生は高齢者に多くみられますが、日本人にはまれながんです。

しこりや腫れが出ますが見過ごされがちです

初期症状は肉腫が大きくなることによる筋肉のしこりや腫れですが、痛みはないため見過ごされがちです。さらに肉腫が大きくなると、他の臓器を圧迫することによる痛みや吐き気などが現れます。
診断は、視診や触診を行い、肉腫の可能性が高い場合は針を刺して組織の一部を採取し病理検査を行います。肉腫の可能性が高い場合は、超音波検査や、CT(X線断層撮影)、MRI(磁気共鳴画像法)などの画像検査で大きさや形、周囲への転移などを調べます。

早期発見が治癒のカギを握っています

肉腫が周囲へ転移していない早期の場合には手術などの外科治療を中心に治療が行われます。また、手術の影響で転移するのを防ぐために、肉腫の周囲にある正常組織を含めた広い範囲を切り取ります。
また、手術後に転移予防のために放射線治療が行われることがあります。
平滑筋肉腫は早期発見、早期治療するとで完治が期待できます。自覚症状がとても少ないため見過ごしがちですが、定期検診の内視鏡検査で発見されるケースがあります。40歳以降は必ず定期検査を受けるようにしましょう。

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