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■ 一般的ながん治療

強度変調放射線

がん病巣に放射線を集中して照射します

がんの放射線治療では、一般に病巣への放射線照射量を増やすほど治療効果も大きくなります。しかし、正常な組織にも放射線が照射されるので、副作用や合併症も起こりやすくなります。こうした副作用を極力防ぐため、周囲の正常な組織に影響がでない程度の照射が行われていました。そのため、副作用が起こりにくい反面がんに対してあまり高い効果も期待できないケースが多々ありました。このような問題を回避し、がんに対して放射線を集中して照射し、正常な組織への照射を少なくして副作用を抑えることを目指して開発された新技術が、強度変調放射線治療(IMRT)です。

コンピュータでより最適・効果的な治療法を算出します

患者さんのがん組織と正常な組織を検査して専用のコンピュータを使い照射野の形を変化させたビームを複数用いて、がんの形に合わせた放射線治療を行う新しい治療法です。現在、IMRTの対象とされているのは前立腺がん、頭頚部がん、脳腫瘍などです。従来の放射線治療では、前立腺がんの患者さんに治療を行った時直腸からの出血、頭頚部がんの患者さんに治療を行った時は唾液腺障害などの副作用がみられましたが、IMRTによって副作用を抑えながら治療ができることが報告されています。IMRTでは、 CTでがん組織の位置を把握して最適な照射方法を計算する準備を1~2週間行ったのち、毎日、1回20~30分の治療を30回程度くり返し行います。

放射線照射装置トモセラピーが正確な照射を実現します

IMRT(強度変調放射線治療)では、トモセラピーという放射線照射装置も注目されています。
これまでの放射線治療は、まず、患者さんをCT撮影して画像診断し、それから放射線治療室で治療を行う、というように別々の装置で診断・治療を行っていたため、放射線を照射する位置ががんからずれてしまう可能性がありました。この撮影と治療の装置を一体化させて、同時に行うことを可能にしたのがトモセラピーです。トモセラピーの特徴は、ドーナツ形の装置に可動式の長方形の照射口が1ヶ所あり、これが患者さんの周りを360度回転するので全ての方向からがんを狙うことができるというものです。

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